東京のエプロン屋

タブリエつくってます

タブリエの出荷前


日頃の検品作業を動画にしてみました。
タブリエは日本国内で精錬、染色(プリント)した生地を海外委託先と自社内作業所で裁断縫製をしています。
(動画での検査製品はベトナム工場で加工したバージョンで加工の流れは下記参照)

事業を継承してから15年間でユーザーさまから寄せられたお声は全て製品企画で修整、または映像の検品作業に取り入れるようにしています。映像には通常は縫製工程でなされるべき作業もいくつか見られますが、経験からあえて検品時に始末するよう、工程を見直してきました。委託先の工場などではウチから供給される生地や糸だけではなく、さまざまな異なる素材特性に対応しているため、特にアイロンによる熱を利用した仕上げについては素材の加工を経験で蓄積している自社内でないと行き届かないからです。あと、匂いと手先でないと感じ取れないような汚れは、加工した時期と担当したラインの癖を見分けるために非常に有効です。
基本的な検査対象としては・・・
・ボタンホールに残った経糸始末
・ボタン根巻き補強
・縫い糸目とびとパッカリング点検
・トリートメント
・袖下~脇線~袖ぐりの開き
・袖ゴムねじれ
・縫い線の曲り、外れ、スタイルの点検
など、項目別にしていくとキリがなく挙げることができませんが、ご要望と生産をつなげていく尺の調整は、この検品作業を通してでないと叶わない面が多いです。そうすることで電話などで商品に対する質問があっても、大体のことが具体的にイメージでき、そして説明をすることができます。

「心をこめる」
さてこの非常に地味な作業、
手前の砂時計5分が作業基準ですがなかなか収まりません。
すべての出荷製品に対しこの作業をひとりで行っています。もちろん他にも仕事はありますのでこの検品仕上げは日に20枚ほどしかできません。それでもこの手入れが当然で且つ大切なことだと考えています。

[参考:国産原料からの外地加工貿易
(日本)ナイロン生地

(日本)捺染プリント

(横浜港)加工目的による輸出

ハノイ)裁断、縫製、検品←製品加工に使用する付属品手配と現地証明などの取得

(ハイフォン)輸出

東京港)暫定八条取扱による通関申請・輸入

弊社倉庫搬入