東京のエプロン屋

タブリエつくってます

タブリエのできるまで。

タブリエが発案された当初、
チャーマースはお人形さんをつくる教室で、
ミシンや裁断もできる施設を備えていました。
ですので、タブリエを縫製する針子さんも、
従業員として抱え、自社工場で生産をしていました。

そのうち、主婦の友という雑誌の通販コーナーを中心に、
桁違いに販売数が増えたことから、
専門の縫製工場さんに外注するようになったのです。

20年、30年と時が経ち、私が事業継承をした頃は
バブル後でお取引先が事業売却されたり、
店舗の閉鎖などが続いた影響もあり、
年間で4-5,000着程まで生産数は減少していました。
生地から染色加工をほどこす商品メーカーとしては
最低限のロット数であったことから、
新潟県にある水着工場で夏の間のオフシーズンに
生産ラインを融通していただき縫製をお願いしていました。

ただし、お取引によっては生地代と加工賃が
卸値を上回っているような状態で、
正直採算のとれない状態が続いていました。
そのため2002年には、販売数が回復した分を、
海外、ベトナムの工場への委託生産に切り替えました。
その後はベトナムと日本の工場を都度、
使い分けて生産しています。

ただし原料はずっと日本製を使い続けています。
日本製の生地(ナイロン)を国内染色工場で捺染加工し、
国内工場か、輸出した先の海外工場で、
裁断→縫製加工しています。

そのため、タブリエの原産国表示は
何種類かに分かれています。
(1962-2002年製を除く)
生産加工地につきましては
腰元内側の洗濯ラベルに表示されていますので、
こちらをご参照ください。