東京のエプロン屋

タブリエつくってます

コンサートとオペラ

クラシック音楽が好きでよくコンサート会場へ行きます。
出張で海外にいるときも、日本では高価なプログラムを楽しんだり。
最近はインターネットのおかげで、コンサートスケジュールや
演目も調べることができるので本当に便利ですね。

今週はMariinsky Theatre Orchestra & Chorus、
ロシアのサンクトペテルブルグにある美しいマリインスキー劇場から、
総勢数百名のご一行が来日しました。
芸術監督は指揮者のValery Gergiev氏。

連日連夜、1週間強で8本のライブスケジュール。。。
それもほとんどが歌劇モノであるのですから、驚きです。
その中から、月曜日にはサントリーホールで催された、
「LES TROYENS(トロイアの人々)」へ行ってきました。
Hector Berliozの大作です。
金曜日は場所をかえてNHKホール。
Giacomo Puccini「TURANDOT(トゥーランドット)」、
先のトリノオリンピック荒川静香選手が、
金メダルを決めたフリーで使用された曲は有名ですね。

芸術をたしなむのに公演内容の出来や評価は不要、
が、しかし、今回、僕自身のコンディションが不調で、
特にオペラであったトゥーランドットでは、
あきらかに集中力不足。
愛を感じる感性が働いていない自分には、
退場勧告を受けるに値するような時間でした。

トロイアの人々は初めての演目でした。
第5幕まで、休憩をはさみ4時間ほどの演奏時間です。
西洋という土地における人々の真髄にながれる、
伝統と誇り、そして命を感じる力作でした。

印象に残ったのは指揮者Valery Gergiev氏。
卓越した国際感覚と芸術に対する情熱が、
演奏家と聴衆を巻き込み渦巻いていたこと、
その中にいることができたことは本当に幸せでした。