東京のエプロン屋

タブリエつくってます

自然災害と降灰対策

今週末は松本市街地にある作業所に滞在しています。

ここから60キロ離れた御嶽山が噴火しました。
9月27日現在の災害情報によると
現地周辺5〜10キロの距離範囲で
厳重な警戒を呼び掛けています。
Googleマップ距離の測定と計算
被害の拡大を防ぐためにも十分な対策をとりましょう。


ニュースから個人でできる防災対策から、
降灰に対して有効と思われる手段を検討してみました。
もともと音楽室の遮音と騒音防止に準備していたものです。
該当地域でなくとも窓の気密性を高めると、
冷暖房にかかる省エネルギーになりますのでおススメですよ。

施策は以下2点

〇サッシの上下位置確認と調整
●市販のテープで開閉パッキン製作

【準備】
音と風を手掛かりに窓サッシの4辺(上・下・右・左)で
隙間の有無を確認します。

点検した窓サッシでは上辺から隙間風、
下・右・左辺から音漏れがありました。


【〇上下位置の調整】

標準的なタイプのサッシには黄色い矢印の位置に穴が2つ開いています。
このうち下側の穴(プラスチックカパーで塞がれていることもあります)が
上下調整ネジに繋がっていてここからドライバーで操作できます。

このサッシの場合、右に回すとネジが締り窓が上がる。

反対側の側面も同様に。
下部茶色キャップの中に調整ネジがあります。

一旦、両端ともいっぱいまでネジを回し締めて、
最上位からゆるめて微調整すると平衡が取りやすい。
高所作業の際は窓サッシのほかにも網戸などの周辺部材の落下に備え
(予め外してから)通行人などにも注意をしながら作業をしてください。



【●パッキンを自作】
左右の戸締り面と各辺隙間の気密性を高めます。

使用するテープは市販の片面テープがついたもの。

左右辺は窓の閉まる接地面に。
左手白いテープをはずし右手の様に貼り付けます。


下編は可動部と枕部にT字に接するようにすると、
下図のように気密性を出すことができます。

紹介したゴム製の他、スポンジ状のものもあり。

気密性を高めた後は換気も当然必要になります。
灯油ストーブを使用する際などはこまめな空気入れ替えを、
必ず忘れずに行ってください。
取り急ぎ気づいた対策を記しました。
周辺変化、気づいたことなどありましたら追加・修正します。