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竹ざるの底ヂカラ[日本の調理器具その1]

今回は少し嗜好をかえて、身近で活躍する道具をご紹介。
料理をするときに材料となるものに、
穀物、野菜、肉、魚とありますが、
いずれの仕込みにも大変便利に使えるのが竹ざるです。
さまざまな種類があってコストパフォーマンスも非常に高い。
個人的に気に入りよく使用するのは「さし六つ目」というタイプ。
一般的な丸型の「盆ざる」と比べ網目の穴が大きく、
比較的太い竹が使われています。
要するに、洗うのが簡単!そして丈夫で長持ち!!
大き目のタイプで5,000円前後です。

使い方の一例として、たとえば、
天ぷら料理の際に、洗った具材を予めかごに並べて、
15分程ベランダへ出しておくだけでしっとりとした、
色鮮やかなネタに変身します。
また、魚屋さんで格安品を見つけた時には、
大量に買った魚を開き、塩水にさっと浸してから、一夜干し。
そうしてから冷凍をしておくと、魚の旨みが一緒に保存できます。
白身に限らず、小アジなどにも使えます。
ハラワタ出しよく洗ってから、
六つ目ざるで干したものを素揚げしてマリネに。
夏場の保存食に最適です。

竹ざるは手軽でとっても便利。
お蕎麦や揚げ物をいただく食器としても最適ですね。
おむすびなんかもちょこっと竹ざるに盛ると、
ぐっと風情が増して美味しくいただけます。
かぼちゃも蒸かした後は是非、竹かごへ!!
皆さま、竹ざる使っていますか?




農家さんから籾殻(もみがら)付きでいただいたお米を精米中!
扇風機と竹ざる(写真は盆ざるタイプ)を使って籾殻を吹き飛ばします。