東京のエプロン屋

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すり鉢[日本の調理器具その3]

局地的な大雨が続いています。
山間部や水辺近くにお住まいの方は、
今一度、流水域の確認をされますよう、ご注意ください。

さて、今回の調理器具は、すり鉢。
我が家にあるのは大きな一般的なタイプのもので、
中くらいの大きさ、7号タイプ。
すりこぎには定番の山椒の木を使用しています。
記憶している限りでいえばすりこぎが20年以上、
すり鉢は産まれたころ(約40年)から使い続けています。

日常、ゴマや山芋、枝豆などを擂るのに使っていますが、
他にお勧めなのが魚料理です。
基本的な材料は
・魚の身(3枚におろしたもの)
・昆布のだし汁
・塩
・みりん
・卵白
などですり鉢の中で自由(適度)に擂り混ぜてください。
つなぎに山芋、片栗粉あと豆腐なんかも入れてみましょう。

魚の種類によって真っ白になったり、
赤くなったり黒光りしたり。
ゴリゴリと美味しい音がしてきたら準備完了です。

あとは、仕上がった練り身の具合で、
蒸してかまぼこ、
茹でてつみれ(努力次第ではんぺん・笑)
揚げてさつま揚げ、
山芋を多めに擂り混ぜてお焼きにしても美味。

釣り好きな方や、スーパーで名前の知られていない
安い小魚などの食べ方を工夫してみたい方がいらしたら、
是非、挑戦してみてください。
豆アジ、シイラ、ササノハベラ、トラギスなど、
普段、無駄にされてしまいそうな素材が、
すり鉢の中で高級食材に大変身します!
擂りたての練り身はとっても美味しいですよ!!